「ない」を味わう。

いつも「ない」状態を最低3日は味わいます。例えば、今、台所の電球がすべて切れて7日目です。「燭台にろうそくにしてみようか」「やっぱりろうそくだと暗いな」「台所掃除を目に頼っているな」「改めてオーブントースターは要らないけど、きれいだからどうしよう?」という具合に、新しい可能性を呼び込めるんです。

「ない」を味わったら、そのままないままになったものも、ありました。炊飯器や水切りかごは、ずっとないまま、きっとこれからもご縁が薄いでしょう。歯の詰めものがとれてなくなり、セラミックを選べることになり、喜んだりもしました。だから、「ない」状態は、わたしにとっては歓迎で、いつもです。

みなさんも「電球が切れたから、何も考えずに買いに行く」のように、反射的に行動せず、電球のない生活を楽しんでみるなど、一呼吸おくことで生まれる気づき・智慧と、出会って生きませんか?