いいものを見出す。

わたしたちの多くは、不調和になって初めて気づけた、その目立つものを感じては、ああだこうだいいます。しかしそれは、まだ問題を発見していない状態です。とても忙しく散漫になります。

いいものは、うっすらやんわり発光するような、全体をより高い一つの調和へ導いていく、やさしいかわいらしい高貴な目立ち方をします。この目立つものを感じられるとき、問題も発見できます。いつもただ一本道を歩いているような、ほんわかと集中している状態になります。

問題解決に奔走する内は、真の問題は発見できていません。真の問題は、いつも解決策を携えています。それがみえる眼は、いいものを見い出せる眼でもあるのです。