どうして変われないんだろう?

おはようございます。吉野実岐子です。

「どうして変われないんだろう」と悩む方は、自分は何を変えられないのか、すなわち何を変えたらいけないかに、そもそも意識が向いていないようです。

また、自分の悩みを知らないまま「自分が変わらない」と嘆くケースも多々あります。自分がどこをどう変えたいかを知らないまま、望み通り変わるようなことは、果たして起きるのでしょうか。

そう「何も変わらない」と悩んでいるようで、その実、中身がないのです。自分がないことと対峙せず、逃げているから「何も変わらない」と口走ることになるのです。

ただ演じているだけなんです。例えば、集中力がないのではなく、勉強しているふりをしているだけなのに、そんな自分を「集中力がない」と認識してしまうのです。わかってなくても、教えている相手がうなずいて欲しそうなところは、うんうんと頷いてしまうのです。そう、演じていて自分がないのです。

真剣に話を聞くふりをして、それを「親密な関係を作れた」と捉えたり、話を聞いてないから応用が利かなくて当然なのに「なんでいつも応用ができないんだろう」と嘆いてみたりします。たとえ演じ方を変えたところで、自分はないままだから「自分は変わらない」のは、当然の結果でしょう。