自分を差別していませんか?

こちらは、12月に入ってから、毎日すごい強風なんです。こんにちは。吉野実岐子です。12月最初の土曜日、心から笑って過ごしていますか?

「どうしても人に言えないことがある」「こんなこと言ったら、みんな私/僕から離れていくだろうな」そんな風に思ったことはありませんか? 「こんな自分が情けない」「こんなことを知られたら大変だ」そう思った瞬間が、これまでにありませんでしたか?

きたない自分や、愚かな自分。みすぼらしい自分に、くだらない自分。どれも、あの人に表立って見せたいものではないと考えているでしょう。そうしていくと、いわばみんなが楽しそうにしている繁華街の中に「あそこだけは近づいちゃだめ」とささやかれる場所がある、あの感じがでてきます。

そう、不幸に見える人が実は幸せだったり、幸せに見える人が不幸だったりするように、汚い自分はその中に美しさを抱えているかもしれないし、愚かな自分はその中に賢さを秘めているのかもしれません。あなたが表立って見せたくないいろんな自分は、ただ、あなたから差別を受けていると表すことができそうなんです。

「何かができたから、そういう自分は存在していい。何かができなかったから、そういう自分は存在してはいけない」そんな風に、まるで移民審査のごとく、条件による選別が行われていると、何かできなかった時に落ち込んだり「どうしよう」とパニックになったり、「どうしたらいいかわからない」と不安が襲ってきたり、恐怖に塗れたり、自分はダメだと思ったりするようなんです。一見、高い向上心に見える裏に、こうした自分への差別が隠れていることが、とてもよくあるようなんです。