「自分は潔白だ」という物語

断罪したいという思いを強く持つ方がいらっしゃいます。「誰かを強者にして、誰かを弱者にしなければ、気が済まない」「誰かを加害者にして、誰かを被害者に仕立てあげなければ、気が済まない」という、とても意識的で分断されたイメージを生きる方々です。そうすることで満たされるのは「自分は潔白だ」という物語です。

でもそうやって、表向きの加害者を責めたり、表向きの弱者を憐れんだところで、よりひどい結果が生まれていくことは、明示的です。法の下では、表向きの加害者や表向きの弱者に焦点が当たってしまいます。だからこそ、法的に厳しい判断がなされても、状況は根本から変わらないのです。(法が不要とかそういう話ではありません)

「不倫した人が悪い」「自殺した人が弱い」そんな思いにとらわれてしまう、イメージから抜けられない不自由さがある方に、ぜひ聞いて頂きたい3分間です。

★今日も”thumbs-up”