内省と万能感

親や祖父母の話に「なぜかいつもいじめられる」「いつも嫌われちゃう」話がある場合、親や祖父母が出口のない怒りや不安を抱えていることが、暗示されています。

怒りや不安を健全に表せていない点が、不健全です。この状態が続くと、脳の一部が過活動となり、気が大きくなったりキレたり、自分を破滅させるような動きをとります。そうすると、人は離れていき「関わりたくないから」と必要な情報も最低限しか共有されなくなるから、いじめられてる風や嫌われてる風になっていきます。

そうすると「誰にもわかってもらえない」という万能感(誰にもわかってもらえないくらいすごい)が生まれていきます。その証拠に、その辛さを変えるために自分を変えようとは思いません。つまり、内省ができません。

「自分が何とかしないと」という発想も、既に「できない」とわかった上で思っていたりするのだから、万能感です。そして、だからこそセットで絶望もついてきます。万能感と絶望は、離れ離れになりません。