病原菌を排除する働きが鈍る

体幹を使わずに運動をする未来がどんなものか、体感のない方は知識で知っておきましょう。

運動が習慣化すると、負荷をあげたくなるかもしれません。運動の量・強度が「適度」を超えると、一気に風邪などへの感染率が上がることは、ご存知でしたか?

運動中は、気道粘膜が乾燥し冷却され、病原菌を排除する働きが鈍ります。さらに、激しい運動は体内の温度を2℃程上げますが、腸管の粘膜のバリアが弱まり、菌が侵入しやすくなることが解っています。

アスリートは、様々な方面の専門家からサポートを受け取っていますから、尋常でなく見えることも、ある程度は安全に成せます。しかし一般のわたしたちは「疲れた」「休みたい」という声に、丁寧に耳を傾け解していくと、病気や怪我を遠ざけ、「適度」な運動を行っていけるでしょう。

初出:2018/04/16【 清 ら か に 】
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