気づいたら望まぬ方に従っているその状態を、英語で mute submissivenessと言います。支配者から、コントロールしやすいありがたい状態です。支配者のゴールは、いつの世も「平和というイメージを、植えること」だからです。本当の平和ではありません。平和という「イメージ」、つまり平和な気がするなぁと、思わせておくことです。
首都圏には、圧倒的に mute submissiveness の状態の人が多いです。ご自分の声をミュートにしているのです。現実を直視しないで、自分を騙しているのです。
ただ、見ないフリをしたことは、あなたの心に一生残ります。誰より自分が深く傷つく選択です。自分が自分であることを、誇れなくなります。
聖書に「一匹の迷える子羊を助けるために、九十九匹の羊を野に置いて探した」話があるそうです。あなたは「一匹だから」と、見て見ぬふりをしてはいませんか?
初出:2014/01/06 【 清 ら か に 】
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