主客一体

気づいていない方もいらっしゃるようなので、ここにMy spotify のリンク貼っておきますね!

受け身になったり、依存的になったり、要求がましくならずに、上手にレッスンや施術をうけるには、どうしたらいいでしょう?

茶道の世界にヒントがあると思います。茶道の世界では、もてなす側が用意を、もてなされる側が卒意をもって、主客一体となり、相手と出会っていきます。

もてなされる側(お客さん)は、ただいるわけでも、されるがままに受け取るわけでも、ありません。積極的に主体的に、その場を一緒に創って、自らもまた、もてなす側に、出会いに行っているのです。

レッスン/施術を受ける側だからと、その立場にどでんと居座るのでなく、相手(もてなす側、先生、施術者など)が最大限、力や魅力を発揮しやすいよう、関わりに行くのです。

生徒なら、先生を熱意でほだすことができます。先生は、それを通じ自分の仕事に、誇りを取り戻し、自分の仕事の影響力に、気づかせていただけるチャンスを得られるでしょう。その感謝から、あなたに教えることに、よりコミットしていくかもしれません。

施術される側なら「こうされると効く」「過去にこういう経験をした」など、自分の情報をオープンにしていくことで、施術者が、あなたにとっての最適な施術を選びやすくなります。また「今度こういう質問をお客さんにすれば、わたしも施術しやすい」といった認識を持てるようになるでしょう。あなたは、施術される側として、こういうプレゼントを贈れるのです。

相手をケアしたり、世話することとは、別です。役割で線を引いた上で「それを超えて、一緒に創っていく」世界です。これは、わたしのしているコーチングの世界そのものです。

初出:2013/12/07 【 清 ら か に 】
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