知らず知らず、誰の視線に応えようとしていますか？

離婚して何十年も経ちながら、相手に強い感情を持っている方は、クリエィティブとは見られないでしょう。別れるとは、互いにスペースを得ることです。スペースが十分にないと、成長できません。だからこそ、別れたのでしょう。

それが正の感情であれ、負の感情であれ、別れてなお強い感情を持っているのなら、自らの成長を拒絶しています。それはまた、相手がフレッシュスタートを切ることも、阻害します。相手をつなぎとめ、別れて得たスペースを、その感情で埋めていくことになるからです。

二度と会わないとしても、別れたからこそ得られたスペースを使って成長し、別れというピンチをチャンスに変える創造性を発揮できたとき、真に和解が生じます。これは、男女間に限らず、あらゆるパートナーシップにいえることです。

初出：2016年3月14日