四月下旬、「木村伊兵衛 パリ残像」を観に行きました。
ゴミだらけで空も汚いパリが、彼の手と眼にかかると、アイロンかけたてのようなきちっとした、絵画にもみえる世界に変わります。価値や算段をひょいときれいに飛び越える、その独自性とプロフェッショナリズムに、舌を巻きました。
木村伊兵衛賞の存在からも分かるように、彼は写真界で「基準」を生み出した人です。わたしは別世界にいますが「基準」を生み出せるよう、さらに精進していこうと思いました。背中がしゃんとした展覧会でした。
初出:2016年6月7日
四月下旬、「木村伊兵衛 パリ残像」を観に行きました。
ゴミだらけで空も汚いパリが、彼の手と眼にかかると、アイロンかけたてのようなきちっとした、絵画にもみえる世界に変わります。価値や算段をひょいときれいに飛び越える、その独自性とプロフェッショナリズムに、舌を巻きました。
木村伊兵衛賞の存在からも分かるように、彼は写真界で「基準」を生み出した人です。わたしは別世界にいますが「基準」を生み出せるよう、さらに精進していこうと思いました。背中がしゃんとした展覧会でした。
初出:2016年6月7日