動物と仲良くなりたいとき「かわいいけれど、噛みつかれるかも」のように、恐れを抱きながら、同時に相手とつながろうとすると、特に人間に嫌な思い出のある動物は心を開けません。それは、相手が人間でも、同じではないでしょうか?
動物だっていきなり手を出されたら、驚きます。特に虐待されていた動物は、頭の上に手が来ることを恐れます。まずは、相手の世界のあいさつの仕方を学びましょう。犬なら匂いをかぐので、そっとゆっくり手の甲を鼻に近づけ、匂いをかがせてあげることが、相手から恐れを引き出さない第一歩です。(特に猫は、人工香料で寿命が縮まりますので、香水やハンドクリームなどに注意してください)
相手の世界での挨拶や愛情表現を知り、そこに助けてもらいながらも、やっぱり最後は自分の中の恐れをオフにできるかどうかが、人間相手でも動物相手でも、肝腎ではないでしょうか?
初出:2015年10月13日