ずーっと高温の京都では、少し前に乾燥注意報がでていました。川の水も大きな河川なのに底が見えるほど、干上がりました。その後、土砂降りとなり、今度は土砂災害を警戒しました。
これで月の総雨量が平均に追いついたとしても、毎週しとしと降るのと、一度でどかんと降るのでは、その後の展開が違ってきます。後者は土砂崩れが起きやすい状態、前者はより緑がふさふさしてしっかり根を張り土をつかんでいる状態と、逆の状態を生むでしょう。
同じことが、わたしたちの日々にもいえます。例えば、月一でどかんと英語を学ぶと、1ヶ月後には多くを忘れていて、ショックをうけたり英語がつまらなくなるでしょう。毎日少しずつやれば、確実に前より英語を使えるようになっていて、英語を楽しみやすいでしょう。月一でどかんとマッサージに行けば、もみ返しに苦しみ、毎日少しずつマッサージすれば、免疫機能全体がアップするかもしれません。
みなさん、からからに干からびた後の土砂降りみたいなやり方で、自分をいためつけていませんか?適切に降る雨で森や山全体を育てるように、ご自身を育てていますか?
初出:2015年8月24日