「みだりに行動して死に向かう者がいる」

神聖さと清さは、同じではありません。

「何かやらなくては」と行動に走るなら、老子のいう「みだりに行動して死に向かう者がいる。それはなぜか。生きることに執着しすぎるからだ。」が、理由です。

「生きることに執着することを妖祥(わざわい)といい、欲の心が気持ちを活動させることを頑張りという。」(『老子』 老子著、 蜂屋 邦夫訳、岩波文庫、2008年 、p251より)

老子はこうも言っています。

「欲望の穴を開き、欲望のいとなみを行っていけば、一生、癒されることはない。微細なものまで見定めることを明といい、柔弱さを守っていくことを強という。知恵の光を働かせ、明の状態に立ちもどれば、わが身に災いが降りかかることはない。このことを、恒常の道に順う、というのだ。」(p238より)

「恒常の道に順う」を生きたい方、コーチングでお待ちしています。

初出:2014年8月5日