ネオンカラーの流行

『明心宝鑑』を読みたいなと思っていたのですが、日本語や英語では読めないようで、とても残念です。

ネオンカラー(蛍光色)が流行る時は、みんなに自覚なきストレスがたまっています。今やテレビはセットもテロップの文字も、ネオンカラーが優勢です。311の後に、一気にこの流れに入りました。

(逆手にとれば、お仕事の繁忙期などは、ネオンカラーの付箋を取り入れたり、ファイルを蛍光色にすることで、あなたのストレスは一時的に減ります。簡単なストレスマネージメントとして、お役立てください。)

ファッション誌もネオンカラーをフューチャーしていましたが、東京ではむしろ、ダークトーンを多く見かけました。本心では、落ちつきたくて、疲れていて、余裕がないことを伺わせる色合いでした。

以前の東京は、夏こそ、カラフルなきれいな色合いをまとう方が多かったです。蝉の声に濃い緑、むせかえるような草いきれ。夏は本来、生命力をあじわい、その喜びを表現する季節でした。昨日触れた、映画「風立ちぬ」は、上映後、しばらくみんな立ち上がれなくなって、椅子に沈んでました。

美しさを追ってるだけでは、人は間違えます。この映画で使われている言葉を引用するなら、「破裂」します。そのことが、ハッキリ描かれていました。ネオンカラーの流行は、「破裂」が近いというお知らせでしょう。

詳細:2013年7月25日