以前、クリーニング屋さんから「ドライクリーニングに出すと、むしろ汚れることがある」と伺い、その詳細もすべて教えて頂きました。ドライクリーニングの利用頻度を減らせたら、地球の負担は軽くなるということでした。
そこから、なるべく家で洗うようにしてきましたが、この冬ようやくそれが日常の一部として、根付きはじめました。それまでは、5回に1回はクリーニング屋に持っていったり、ニットを徹底して避けた時期もありました。
家ですべてを済ませたいなら、薄手の春ニットのような商品は避けます。ネットに入れて、シルク用などの洗剤を用い、洗濯機のドライ機能を使い、形を整えて干します。80%くらい乾いたら、もうあて布をしてアイロンをかけることです。その際は、押さずにふんわりとアイロンを置くつもりで、ゆっくり滑らせていきます。
「手洗い可」となくても、生地が薄くすぐ引っかけてしまいそうなもの以外は、これでいけます。意外にも、ダウンコートなどは、すぐに乾きます。毛玉はこちらのブラシでとっています。ある日、毛玉のために手を4時間動かすことになり、同じ仕事を1/12以下で完了させてくれる、敬服しちゃう老舗の仕事にお世話になろうと決めたのでした。使い始めると、このブラシはもう手放せません。
地球への負担が軽くなると、必然的に人の未来は明るくなります。古い時間を終え、新しい時間に入っていきたい方は、小さなことの積み重ねを大切にしていただけたらと思います。
初出:2018年1月27日