変化を起こす際には、ある種の冷酷さも必要だと言えるでしょう。ただし、この冷酷さの真逆は、愛着という名の執着です。
仲も良くなかったし、思い入れもないはずが、なぜか泣けてしまうクラス替えや卒業式の経験を、皆さんお持ちかもしれません。これが愛着という名の執着です。
愛着とは「一緒にいたい」ではなく「離れがたい」です。もし、それが愛なら「どうしたらまた一緒にいられるか」という問いが生まれたり、相手の幸せをただ祈る気持ちになります。時に、冷酷であることに自分を解き放っていきましょう。
初出:2017年2月28日