本当の助けは、見たくない方から来る。

「本は平和で豊かな世界で流通します」が、刺さりました。

自分に責任を持ち、自分の母が自分の母であることに同意すれば、あなたは自分の母親といることで、幸せになります。「あの人のお母さんはいいな」と、比較をベースにした考えを持てません。「お母さんが今のお母さんであることが、苦しみのはじまりだ」と代わりがあることを前提にした考えを、思いつけなくなるのです。

自分に責任を持たず、自分の母が自分の母であることに同意していないとは、目を瞑った状態です。その目を閉じた状態でわたしたちが見るのは、わたしたちが持っている内なるイメージです。そして、内なるイメージをみるとき、喜びも苦しみも痛みも悲しみも、エンドレスになります。そして、そうしている時に、あなたはただ泣いてお母さんを待っている子供のように、そこに留まり続けることになります。成長は止まります。スキルは磨けても、人間としていびつになります。

みなさんが、覚えておくべきは、見たくないと思う方/行きたくはない方から、本当の助けが来ることです。お母さんがわたしのお母さんでよかったと、真に同意できている人は、全てが自分から始まるという責任を生きています。そして、自分が自分以外の誰かだったらよかったとか、あの人がお母さんだったらよかったという発想は持てません。

初出:2017年8月22日