過覚醒。

こんなコンポストがあるんですね。

過覚醒という言葉は、聞き慣れないでしょう。しかし、その状態の詳細を知ったら、驚くほど慣れ親しんだものであると感じる方が多いと推察します。過覚醒だと、瞳孔が開き心拍数が上がり、アドレナリンとコルチゾールがどばっと出ています。いつも緊張し、イライラします。そして実は、深いところでは、この緊張状態をとくことの方に、こわさを感じていたりもします。なかなか寝つけなかったり、途中で起きたり、集中し続けることが難しかったり、驚きの表現が大袈裟だったり、「そんなに?」というくらい警戒したり、怒りやすくなります。

かつて、ちゃぶ台返しするような「キレる」父親がいたことは、イメージとして一定程度浸透していると思いますが、過覚醒の状態にあったという推測は、戦後という時代背景を鑑みるに、一定の妥当性を持つでしょう。過覚醒は、PTSDの主な症状の一つであり、父親の厳しさではありません。もちろん女性にもみられます。

つまり、ああいう父親像に近い振る舞いや状態にある人は、PTSDの可能性を検討し、その周りの人はそんなにも傷ついていたと認識を持っていくことが、お互いの助けになるでしょう。PTSDを発症後は、いわゆる第三の眼の奥辺りにある、眼窩前頭皮質が萎縮することが判っています。

初出:2017年5月3日