信頼できないから、自分から信頼する。

発達障害を疑うなら、考えてみてください。

地に足のつかない人が、増えています。妥当な反応でしょう。海洋生物がコインやプラスチックを飲み込み、気候変動で自然発火した森が焼失し、テロだらけの地球に、足をつけたいなんて、自然と思えるでしょうか?

人工衛星からの写真をフォトショップで修正するほど汚い星で、こんなに酷い状況の変革が可能なのでしょうか?そんな風に、多くの人が状況や事態に飲み込まれ、将来や世界全体を見て出る不安にいつづける勇気を失います。即ち、堕落します。

では、人であることに誇りをもつ人は、どう振る舞うでしょう?「こんなにひどい地球だから」ではなく「こんなにひどい地球だから <こそ>、地に足をつけて変革しよう」と、ただ決めます。勇気をもって、不安でい続けます。

騙し合い足を引っ張り合い、信頼のない世界に飛び込んだとき「こんなに信頼のない世界だから <こそ>、わたしから信頼しよう」と思うのです。それが、人間であることを誇る態度です。「裏切られるなら、自分も初めから信じないようにしよう」ではありません。勇気をもって不安であれることが、「〜だからできない」から「〜だから <こそ>やる」へのシフトを、ガイドします。冬至前の今だからこそ、このシフトをあなたの中に生み出していきませんか?

初出:2017年3月14日