トラウマは、それが深刻であるほど、内側の痛みを打ち消してくれる、外側の痛みを求めるようになり(例:救急医になる、戦地で働くなど)、同時に仕事への没頭や毎日の飲酒など、酔いを求めるようになります。
「食器洗いまでが食事」というまとまりで捉えている人が、「ガス台も食器の一部」というまとまりも持っていると、必然的に食事の後はガス台もピカピカです。「日常とは頭で考えることだ」というまとまりで捉えている人は、身体を動かした日を非日常と捉えるので、日常の中に身体を動かすことは組み込みません。
「仕事とは机の前でするものだ」というまとまりで捉える人は、「自由にしていいよ」と言われても、芝生に寝転んで仕事をしたら、むずむずしてしまうでしょう。みなさんには、どんなまとまりが存在するでしょうか?そのまとまりをどう変えると、いつも抜け落ちることが抜け落ちなくなるでしょう?
初出: 2017年4月5日