なぜ挑戦が大事なのでしょう?実は、挑戦を誤解していませんか?
こちらに来て初めての冬が、徐々に去っていこうとしています。12月は全国的に暖かい日が多かったこともあり、地面ではたんぽぽやヨモギが威勢よく伸び、春のようでした。1月上旬は、毎日のように、一瞬の隙をついて部屋にあぶが入ってしまい、夜中になるとブンブン羽音がして、毎晩のように掃除機で吸っていました。
1月下旬から、寒波がやってくるようになり、すると最低気温-5℃は当たり前となり、朝には霜であたりが真っ白な日もありました。ところが、雪はすぐ積もってすぐ溶けるため、30分ごとにころころ景色が変わって、劇場にいるようでした。この頃になると、京都より寒いと感じ始めました。そして、なんとなくお天気が北陸に近い気がして、北陸の天気をざざっと見たところ、気温の数値だけでいくと、こちらの方が毎日低くて驚きました。
2月末から、12月頃に味わったようなお天気が舞い戻り、少し暖かくなり、今度は、一時に山がぶわっと花粉を放ち「なんだこれは?!」というくらい花粉が多く、驚きました。ベランダの植物にすばやく水をあげただけで、もう目も鼻もかゆいだけでなく、今まで経験のない「花粉で咳が出る」状態に入りました。その日を境に、雨が降っている間にだけ外に出ることを決めましたが、僅かな開閉でやっぱり花粉は家の中に入ってきました。
京都にいた頃、眼科の先生に「ほぼ花粉症が治ったといえてしまうくらい、良くなった」と言われていたので、すっかりその気でいたのですが、とんでもありませんでした。でも、もうすぐやってくる山に新芽が芽吹く時期が、本当に楽しみです。そして、近所ではビワの花など咲いていて、間違いなく早い内に、再びアシナガバチなどあらわれるでしょうから、また窓の開閉に神経をとがらせる時期に入りそうです。みなさんの春は、どんな風に新しいでしょうか?
初出:2017年3月10日