条件に反応し、質を下げる

考えることは、思い込むことと、全く異なる作業です。

あなたにとって好ましくないことが起きたことを条件に「バチが当たった」と、まるで自分が無条件に罰されているかのように、ふるまってはいませんか?

気分が悪いとき、気分の悪さにフォーカスして一瞬にしてそれを変容させられるのに、そうしないことを選んでは、気分を悪くした条件の方を見つめていませんか?

こんな条件を満たしていないから「幸せじゃないんだ」と、条件を握りしめては、幸せでない自分に本当は安堵し、それこそが自分だと条件づけては、完全性を志向していませんか?

全体性(Wholeness)へ調和しないすべての行為と有り様は、あなたを苦しめるだけでなく、あなたの人としての質を下げます。あなたが自分の質を下げるとき、ご先祖様や今の家族や子孫全体が、質の低い方へとぐっと引っ張られます。

初出:2016年8月22日