長女として生まれたのに、あるいは次男として生まれたのに、まるで長男かのように振る舞う方がいます。
そうした場合、第一子は確かに長男で、幼いまま亡くなっていたりして、ご両親や家庭の中に「長男が欲しかったのに」「長男をうしなってしまった」「この子が長男だったら」といった思いが、非常に根強く残っています。
そうすると、長女なのに嫁いではいけない気がしたり「2よりも1という数字を好きにならないと」という強迫的な思いを抱えるようなことが起きていきます。
「自分だけがここに残って、ここを守らないと」という思いにあまりに強く突き動かされて、会社をやめられなかったり、もう嫁いだ長女に実の親が「こっちのお墓に入ったら?」というようなこともあります。
自分の幸せをみあやまらず、生きている実感が続いていくために、こうしたことは整理整頓する必要があります。
初出:2019年1月25日