ベランダのハーブですら、年々育ちが悪くなっており、異常気象の影響をひしひしと感じています。そんな中、大自然のドキュメンタリー番組で耳にする「過酷な環境で生き抜き…」といったナレーション、聞いていて首を傾げませんか?
-20℃であろうと湿度5%であろうと、それがその植物や動物にとっての適温です。-20℃用の体で温帯に連れてこられたり、湿度5%仕様で湿度80%の環境に連れてこられるなら、たしかに過酷です。もともとの生態を過酷と呼び、連れてくることは過酷と呼ばないのは、奇妙なことだと思いませんか?
初出:2015年5月20日