空白の時を経て、再会する。

ほっこりしました。

何回か会った後、また関係が途切れてしまわないためには、連絡のつかなかった空白の時間を埋めようとしないことです。まして、会えなかった時間をなかったことにしようと目を瞑るのは論外です。空白の時間をそうやって否定すると、会う前から罪悪感を持つようになります。せっかくの再会が、毎回罪悪感を育てる時間になるなら、会うことのハードルは高くなり、関係がまた途切れかねません。

空白の時間はそのまま尊重してください。過ぎ去った空白の時間をどうにかしようとは、思わないことです。埋めなければと焦っても、不可能なことは不可能です。それより、その空白があるから、可能になる面白さをみていきましょう。空白があるからこそ、世間で共有されている”ザ・家族” にはない、面白い関係を築いていけます。

周りが「そんな幸せの形もあったのか〜」と、あなたの話を聞いて思わず緩んで楽になれるような関係性を築いていけるでしょう。そして、そこに向かって、関係者みんなが自分達の創造性に自信を持ち、充実した晩年を迎えていくでしょう。

初出:2017年12月2日