対人援助職に「助けて」というタイミング

がん経験者のためのヨガのクラス(パジャマで参加OK)があるそうです。


自分を役割に当てはめるから、自分の気持ちや発想に不正解があると、困ります。

例えば「子供の相手が面倒」「自分だけの時間がほしい」と思います。でも、そう思った自分を「父親は自分しかいないのに、なんてことを思うんだ」「まだ小さいのに、そんなこと思うのは身勝手だ」とたしなめた瞬間がありませんか?

そして、そんな思いを封じようと、目の前の子供やパートナーに尽くします。自分より役割であろうとして、はみでた思いを封じるために、いのちがけです。だからこそ、子供に要求がましくなり、パートナーに過度に期待します。見返りを求めて、清算しようとします。

そうしてある日、勝手に手が動いて子供を叩いたり、暴言が口から飛び出します。さらにそんなご自分を叱責しますが、ここが対人援助職に「助けて」と言うタイミングです。

初出:2019年9月12日