まだ柿が青い時期

誠実に生きる姿を見せていただいて、心から尊敬します。

近所の柿の木がほんのり色づいてきて、地の青さが心地よいです。そう、それが自然なスピードです。もうスーパーに並ぶ柿の橙色は、不自然なのです。それなのに、秋だ柿だとばかりに、脳でバーチャルリアリティをつくりだし、もう柿を堪能していませんか?そして、秋を楽しんでいると満足していませんか?

自然体で生きたいと、多くの方がおっしゃいます。でもその実、こんな風に不自然さを取り入れる選択をしていることには、まるで無関心です。不自然さを自ら取り込み、あなたの一部に不自然さをおきながら「自然体でいきたい」「地球を大切にしたい」と言われても、へそが茶をわかします。

あなたに都合のよいバーチャルリアリティとしての自然ではなく、実際に自然の一部として、自然や地球をとらえていくことが、本来の人間の姿です。ニューヨークでは9月下旬、気候変動にアクションを起こすことを主眼に置いたデモに30万人が参加し、レオナルド・ディカプリオさんがいたことも、話題になりました。

あなたはさらに不自然さを増していく気候変動に「涼しくなり、気持ちいいから、今はいいや」と無関心でお過ごしでしょうか?