沖縄の方が「ヘクトパスカルはマグニチュードと思え」と仰っていました。みなさんの無事を願っています。
コーチングで基盤とする考え方に「人はそもそもwholeであり、欠けたところがない」があります。月は地球から見ると、欠けたり満ちてみえますが、実際には、太陽と月と地球という三者の関係によって、そう「見えているだけ」で、月自体が欠けたりはしません。
(もし、月自体が欠けたり、新月の時に至っては消滅しているとするならば、毎回同じように膨らんでいくという神業を、わたしたちは見せてもらっていることになります…)
先日の中秋の名月の次の日は、満月に当たりましたが、2019年で一番小さく見える月でした。同じように大きく見える月もありますが、これもやっぱり、月自体がその大きさを変えているわけではありません。
人も同じです。その人自体は欠けたり満ちたり、小さくなったり大きくなったりしません。ただ色々な関係性の中で、欠けて見えたり満ちて見えたり、小さく見えたり大きく見えたりするだけです。
自信がない時、自分でも自分が細い三日月や新月に見えていたり、自慢げに見えるときには自分では自分が大きいと思っていて他からは小さく見えているのかもしれません。でも、月はいつもまあるくて、大きさも変わりません。変わらない深い喜びが、そこにあります。
初出:2019年9月19日