「上手できたね」より「楽しくできたね」

89歳のおじいちゃんYoutuberがいらっしゃるそうです。

上手だと、褒められて居場所ができるので、子供も大人も、いつしか自分の楽しいことを、上手なことの後ろに隠してしまいがちです。学校でも会社でも、楽しみを見つけることより、上手にできることが評価されるでしょう。

でも、上手なことを上手にするだけでは、いつしか世界は白黒になっていきます。心配がつきまとい、心から幸せを感じることができません。お子さんには「上手にできたね」より「楽しくできたね」と、声をかけてあげましょう。実際、子供はどんなことも楽しいことにしてしまいます。「どんなことも楽しめる」は、私たちのデフォルトです。

そして、相手の心に伝わるのは、上手にできたことより、楽しんでいることです。楽しんでいることは、自分の心も相手の心を動かします。ご自身にも「上手にできたね」より「楽しくできたね」と声をかけてあげませんか?

初出:2016年11月2日