頼みを引き受けたから、ぶつぶつ言う。

ジェンダーレス・コスメは、適当につけてもいい感じになるメイク用品でもあるそうです。

「ぶつぶつ言わず、さっさとやって」と、誰かに思ったことはありますんか?女性が男性に思ったなら「あなたの頼みをきちんと引き受けているからこそ、ぶつぶつ言う」こと、知っていましたか?

男性が、意識を集中させるポイントを変えている最中は、口が勝手にぶつくさ言います。閉店前に、蛍の光が流れて「そろそろ閉店」と認識するように、ぶつぶつ言うのを聞いたら「今からその頼みに真剣に取り掛かります」の予告だと思いましょう。

そして、女性の側は、ただ話を聴いてもらえることに、支えを感じます。言い換えるなら、そうやって気持ちを吐きだすとくつろげて、そのプロセスを支えられたと、感じます。男性は「行動して支えたことにならない」とがんばりがちですが、ただ話を聴いてくれたら、それがベストなのです。

女性はぶつぶつ言う男性に「頼みを引き受けようと、スィッチを切り替えはじめてくれた。ありがとう!」と感謝し、男性は支えを求められたら「行動を急かされているのでなく、話を聴く」へスィッチを切り替えろたら、夫婦間も息を吹き返しやすくなるでしょう。

初出:2019年7月7日