オーガニック・ストアで、なたまめが腎臓にいいことを知りました。
貯金をどんどん切り崩しながら、ちっとも節約できず、収入も上がらなくて焦るなら、自覚のない怒りがあなたをドライブしています。
それは「こんなに苦労したんだから、お金が手元にあっていいはず。つまり、使っていいはず」という怒りです。苦労したことへの償いとして「せめても」とお金を求める怒りがあったんです。
「こんなに苦労してきて!自分ばっかり。世の中は不公平だ!」と、その不公平を埋めてならすために、お金を使ってきたのです。そもそも、世の中は不公平でしょうか?
結論から言うと、みんな違う意味で苦労し、中身は似たり寄ったりです。例えば、親の借金を返すために新聞配達していた子は、部活をのびのびやっていた子がうらやましいでしょう。でも、部活をのびのびやっていた子は、家で精神病の親に悩まされていて、部活が唯一の息抜きです。そんなに食べているわけでもないのに太ってしまう子は、スタイル抜群でモテモテの子がうらやましいでしょう。でも、スタイル抜群の子は妹がずっと入院していて、いつも親の目は妹に注がれていました。
だから「だいぶみんなと同じ」と声をかけてあげると、内にあった世の不公平を埋めてならす動きが消えるので、お金を使う必要がなくなります。子供は部分しか見ないものですが、その部分しか見えていない自分を抱えて大人になって、世の中に適応している風に仕事できる風を装ってしまうと、あの時の怒りがやがてこんな風に自分を困らせる展開を引き起こします。
初出:2019年3月26日