明日の七夕、何をお願いしますか?
知らない土地に引っ越したばかりの頃、一度たけ大学の集まりに顔を出しました。OBOGが勤務する企業の協賛もあり、大変豪華な集まりでした。しかし、そこにいた人たちは「あの頃(大学時代)は良かった」と後ろを向いた人たちでした。
自分の目の前に過去を置いておく人が、ずっと一線にいることはありません。目の前に過去を置いておくのは「もう更新しません/もう更新できないんです」のどちらかです。
目の前がどんどん更新されていくのが、今を生きている状態です。もちろん、私たちは「これは背景だ」と認定したものは、更新しません。だから、背景だと認定したすべてについて、更新は止まります。だから「髪の毛切ったのに、パートナーが気づかない」「具合が悪そうなのに、気づいてあげられなかった」といったことが起きます。
急に花を買ってきたパートナーに「怪しい(浮気してるの?)」と思えるのは、それが「新鮮」だと、あなたの中で受け取られているからです。「勘が鋭い」や「鼻が効く」とされることは「何を持って、新しいと判断するか」です。
つまり、背景にしてしまう面積を小さくできると、「勘が鋭い」や「鼻が効く」が生まれるでしょう。
初出:2021年8月20日