意識の望むまま、変容してはいけない。

「気を使わないより、気を使う方がいい」と思っていませんか?

無意識を敵だとみなし「意識の望むまま、変容しよう」「意識の基準において変化をつくろう」とすると、その試みはまずもって失敗します。それだけでなく、自分を傷つけ、より自分を不自由にすることもあります。

わたしたちの足場になるのは、無意識の方です。無意識の方をぐっと意識に引き寄せようとすることこそ、つまずきの第一歩です。実際、みなさんのすべてを取り仕切るのは、無意識です。

初出:2021年1月16日