鬱状態だから、動く理由が欲しくなる。

私も、こういう先生見つけたいな〜。

気候の乱れが非常に激しく、季節感が年々薄くなってきました。7月の長雨は、植物や動物を秋に向かわせてしまったので、紅葉が始まり、日陰ではたんぽぽが元気に咲きました。8月には35度以上でもトンボや蝶が飛び回り、8月下旬以降にしか出会うことのなかったバッタが、8月上旬から飛びまわっていました。

生態系がより狂ってきたので、毎年ベランダにやってくる蛙の餌取りは激しくなり、日が暮れ部屋から漏れる光に寄ってくる虫を捉えようと、カエルがしばしば窓ガラスを揺らし、その勢いやジャンプ力には驚きます。

こうした状況下では、多くの人の心身が狂うため、基準そのものの狂いも生まれます。感染者数が一定程度まで減らないにもかかわらず、周りの顔色を伺いながら「動く理由」を求めてしまうのは、すでに鬱状態にあるからです。バランスを取るために躁状態に入りたくなるのです。すでに危険な状態です。

初出:2020年9月2日