30年以上前のハンバーグの袋が、海底で見つかっているそうです。
「おしゃれは苦手で、本は好きです」という方、いらっしゃいませんか?ひとつ試していただきたいのは、おしゃれも情報量で捉えることです。
まずは、あなたが好きな本を手元に数冊、用意してみて下さい。読まずにただパラパラめくって、情報の密度を確認します。結果として、あなたの好きな本は、文字がびっちり書いてある本でしたか?フォントや空白に工夫を凝らした本でしたか?絵本のように、絵と空白で表現する、そんな情報の配置がされた本でしたか?
文字がびっちり書いてある本は、言わばタートルネックでしょう。だから、文字がびっしり書いてある本を好きなあなたは、知らず知らず顔周りの情報を増やしがちになる傾向があるかもしれません。もしそうなら、そんなあなたがタートルネックを着る際は、顔周りの情報の引き算に意識を置いてみませんか?大ぶりより小ぶりのピアスを選んだり、顔周りにペンダントトップがこない長いネックレスを選んだり、広がる髪型よりきゅっとまとめた髪型を選んでいきます。
空白のうつくしさが印象に残る本が好きなら、鎖骨だけでなくデコルテもしっかり見える服に手が伸びやすいかもしれません。そうしたら、癖のあるフォントを使うように、癖のあるアクセサリーを選んだり、工夫を凝らした柄のものを持ってくると、寂しげに見えなくなるかもしれません。
そんな風に「応用して捉える」と、苦手なおしゃれと好きな本の世界もつながっていきます。好きなものはそんな風にみなさんの自立を、とことん助けてくれます。
初出:2019年8月31日