こんがらかる家族経営。

自分の住んでいる地域に、どれくらい特別天然記念物があなたと一緒に住んでいるか、知っていますか?

家族で一緒に暮らし、さらに家族経営までしてしまうと、互いにあらゆることが絡み合いすぎて、互いが誰かも、そのビジネスの本質が何かもわからなくなるでしょう。

この中で、敢えて言うなら、ビジネスが犠牲者なのです。尊重されるべきは、ビジネスの本質であり、経営に関わるメンバーや製品やサービス、お客様などはすべて二の次三の次です。家族の中で、あらゆる記憶を持ち出し、ビジネスの本質を踏みにじる様は、大げさではなく「虐待」です。

まずは、なさっているビジネスの本質と出会い、尊重していくことを第一にしていきましょう。理に沿っていけるでしょう。第一にすることはお客様をみることではありません。まして、株主をみるなんて、ずい分後にすべきことです。

初出:2016年1月12日