「この身体にいると安心できる」を創る。

筍の長期保存法、やってみよう!

いい姿勢とされるものを真似て自分の身体をその形に当てはめたり、身体が疲れているまま心をととのえようとするなど、無理されていないでしょうか?

身体はまず「ただ感じて」みましょう。今、一緒にやってみましょう。足の裏にぐっと意識を向けてみてください。足が氷のように冷えていない限り、温かくなったり、指が動くと思います。何もない方は「身体を使えるようになると、今まで使えていなかった力を使っていけるんだな」と、可能性との対面をただ喜びましょう。

さらに、左肩にある骨をどこか意識してみてください。そこにビー玉を転がすように、ただ意識を滑らせます。ただそれだけで、肩が和らぎ、凝りが取れたり、肩の位置が下がったりしませんか?同じように、背骨を意識し、頸椎(首の骨)から、腰に向かって、すぅっと意識を滑らせてみましょう。突っかかる感じがするところでは、しばらく留まってみましょう。ただ背骨に意識を滑らせるだけで、背筋がさっきより伸びたことに、気づかれるのではないでしょうか?

同じように、全身の骨に意識を滑らせるだけで、身体はかなり整います。「身体がある」ことを、ハッキリ感じて、ハッとした方もいらっしゃったかもしれません。身体が整えば、心も柔らかくなり、肌理細やかな肌や老化防止へ、つながります。

自分の身体の隅々にまで意識を滑らせ「この身体にいると安心できる」という感覚を、創ってあげてください。

初出:2015年10月23日