さびしさが教えてくれること。

あまりにもお天気がしっちゃかめっちゃかなので、最近は海面水温も確認しています。

「ひとりきりだとさびしい」「誰かと一緒にいればさびしくない」こんな風に杓子定規で考えていませんか?

むしろ、誰かと一緒にいるのにさびしい方が、みなさんを困らせていませんか?好きで付き合い始めたはずのパートナーと一緒にいて、なぜかさびしさを感じます。親の反対を押し切って結婚した相手とやっと一緒に暮らし始めて、どうしてさびしさが募るのでしょうか?

多くの人はこういう時に、適当にそれらしい理由をつくります。「趣味が合わなくて、一緒に楽しめることが少ないから」「誰かを待つことが初めてだから」

日常で接する人たちと全然通じ合えないから、さびしいのです。あるいは、会議室に入った途端に緊張がうつるように、誰かのさびしさがうつることもあります。

物理的にひとりきりでも、心から信頼できる人が世界のどこかにいるなら、さびしいとは思わないものです。さびしさが募るなら、合わない人とばかりつきあっている可能性があります。

初出:2019年5月11日