「自分は大切な存在だ」と宣言する

こうしてみると、本当に海は汚いですね。

怒りが怖れられるのは、「衝動に駆られて怒りを爆発させる」ことが、怒りそのものだと思い込んでいるからでしょう。それは、感情に流された状態です。怒りが主人になってしまうのではなく、あなたが主人になりましょう。

あるいは、怒りが怖れられるのは「自分と相手の境界がわからず、相手の領域を侵害する」恐れを持っているからでしょう。ここで、みなさんに理解して頂きたいのは「健やかな怒りは境界を尊重する」ということです。自分は大切な存在だと宣言するために一歩踏み出すことは、他者の領域を侵害することではありません。

怒りとは生理的に重要なプロセスです。また、認知をたすけます。不安に対する反応、あるいは、恐怖に対する反応として、怒りが湧きます。

初出:2014年5月5日