先日の宮城・福島を襲った地震に、心を痛めています。
味噌づくりの時期になりました。味噌の発酵に関わるのは、ハロフィルス菌(乳酸菌)やペディオコッカスという善玉菌で、前者は醤油の発酵にも関わるそうです。「そうなんだ~」と思いながら、作っています。
腸内細菌の構成マップは「いわば指紋」といわれますが、味噌や醤油などの発酵食品がそこに大きく貢献してくれることを考えると、同じ食事を共にすることの深みが見えてくると思います。
タンパク質そのものを取らずとも、腸内細菌の力で十分なタンパク質を摂取できることも、分かっています。もちろん、その人がどんな腸内細菌を持っているかに拠りますが、でもそうなると「食糧難だから、タンパク質が不足する」というよくある発想は、砂の城です。
脳一辺倒で色々支配しようとがんばる人も多いですが、例えば消化管(口~肛門)は、脳とは独立して機能する、独自の神経系を持っていますから、そうは問屋が卸しません。
わたしたちはもともとすごくて、ただそのすごさを発揮していくには、自分だけでなく周りもすべて自然であるよう、とにかく理にかなっていくことです。
理を生きれば、周りも必然的に本来の力をら取り戻し、理を進化できるならば、理を生きようとするすべてが、一気に底上げされます。ずっと、そこに希望があると思っています。まずは、もともとのすごい素の姿に、あなたも戻ってしまいませんか?
初出:2020年2月12日