有終の美

Am Rundlin(ドイツ)の「多世代の家」を新聞で見ましたが、やはりコレクティブハウスの流れを汲んでいたんですね。
生物の進化をみると、その環境にばちっと思い切り適応したものは、消えていきます。今の環境で、王道にいる強者は、工夫を迫られません。環境が大きく変わったとき、工夫の貯金がないから対応できず、一気に絶滅します。

ひよひよしながらへたりはせず、自分を壊しもせず、何とかぎりぎり適応はしている弱弱しくみえるものは、環境が大きく変わっても生き延びます。こちらが、真の強者です。日々、工夫を迫られますから、工夫貯金がたくさんあります。環境が大きく変わったとき、この工夫貯金が一気に身を助けます。

これは、企業の生き残りにも言えます。特に小規模事業のみなさんは、ひよひよしながら何とか適応していきましょう。そうすると、星になる頃、みなさんは自分が強者だったと知り、有終の美を飾れるんです。

初出:2019年8月15日