尊厳が守られている指標

最近は、そのブランド製でなくとも、不要な服を持ち込むと1,000円オフのチケットをもらえたりするから、不要になった服があっても気が楽です。おはようございます。吉野実岐子です。

昔は当たり前だった、古くなったものをリメイクしていく発想が、ようやくその形と担い手と規模をかえて戻ってきた印象です。(もちろん実現には大変なご苦労があったと思います)かつて、瓶なども酒屋さん(めっきり減りましたが)に持っていくと、10円もらえたりして、嬉しかったものです。

「ここに入れてください」とボックスを用意して集めるのでなく、手渡しで行うことで、実は人はあそこでたくさんのことを学べるのだと思います。子供の時、両親や祖父母が店をしていてお手伝いした人は、その感覚がわかると思います。

でもその感覚が根付いていない人は、人を数で見たりデジタル処理して家畜のように扱っても、それこそが効率の良さだと思えてしまうある種の欠損があるのでしょう。決して、人間らしいとは呼べないですよね。

だから、循環の仕組みが商店に残っていることは、その土地で人がどれだけ尊厳が守られているかの指標になっている感じがしているのです。