知らない世界を見せてくれる

ほんとにほんとに選挙に行こう。おはようございます。吉野実岐子です。

私は、時間ギリギリでない限り、目や耳などに不自由がある方を見かけたら、何かお手伝いできることはないか、話しかけるようにしています。

例えば、ベビーカーを持ちながら階段の前にいる人にももちろん声をかけますが、そういう場合は大抵相手と長話になりません。でも目や耳などに不自由がある方に話しかけると、ホームまでご一緒したり、その方の降りる駅までご一緒したりと、長話をすることができるんです。

だから、私が普段経験していない(しようと思っても怖くてできない)知らない世界を教えていただこうと思って、声をかけています。そして話していると、本当に私の気づかなかったことがあれよあれよと教えていただけて、目から鱗がボロボロ落ちるんです。

私たちは、知らない世界を知りたくて、旅に出たり、カンファレンスのようなものに参加したり、分厚い本を読んだり色々しますが、リアルな声を聞きながら、知らない世界を教えてもらえるこういう機会は、私にとっては格別です。

そうやって、教えていただくために、時間が許すときには、声をかけることで、ありがたいことに私の世界を広げてもらっているんです。

そう、大学時代、耳が不自由な友人が、ある日私の前で声を出してくれました。赤ちゃんの泣き声のようなとても力強い「声とは何か」を知らせてくれるような声でした。「私の声変じゃない?」と不安そうに聞かれましたが、私は感動してとっさに答えられなかったんです。そう、あの感動が私の中で、ずっとあの日から続いているんです。