“Cheap labor is never cheap for the person who performs it.”

おはようございます。吉野実岐子です。

夏にこの洗面スポンジが仲間入りし、気楽なお掃除の助けにはなるんです。でも、わたしたちにとって、本当に深刻なマイクロプラスチック問題をさらに推し進める方向に、自分が加担した瞬間でもあるわけなんです。

レジ袋有料化に伴い、エコに見せかけて経費削減しているだけのところも、多いわけです。エコバッグは持っていても「それはここに一緒に入れられないな~」と思うケーキのような物を買って、「紙袋は有料です!!!」といきり立って言われたら、なんだか後味が良くありません。

しまいには「昔ながらの感じで」レジ袋や紙袋を何も言わずにつけてくれると、なんだかホッとするようになってしまいました。「昔ながらの感じで」レジ袋が当たり前に過剰支給されていたあの頃、余分は断って生活していたので、なおさらなのかもしれません。

レジ袋を断る人が多いから、断っても大丈夫なように、プラスチック製の商品の入れ物自体がおおきくなったりと、実際に使われるプラスチック量は増えているようにも、見えてきます。ついでに、マスクも海岸で捨てられ、ペンギンを苦しめているようです。

新型コロナウィルスを理由として、学校が休校になったのは、日本だけではありません。アフリカなどは「ご飯を食べさせてもらえるから」という理由で、労働力である子供を学校に渋々通わせる親も多くいます。学校に子供を通わせると、村のみんなに家族全員が襲撃される地域も、未だ残っています。

そんなエリアで、学校が休みになれば、児童労働へ従事する子供は増えますし、もちろんその過程に誘拐などの犯罪が含まれます。児童労働がこの二年で急激に増えた実態は、フランス語のニュースでしか、わたしはみかけていません。日本では報道されたのでしょうか?

そんなことを考えていた梅雨の頃、印象に残った言葉はこちらです。

Become aware of who pays what for you to live the way you do.
Remember, cheap labor is never cheap for the person who performs it.

by Aufre Londe, U.S.A, 1989

今また、蝶が舞い、かたつむりがうじゃうじゃいて、つゆくさが真っ盛りとなり、梅雨のようになっています。暦の上では秋分を過ぎましたが、みなさんは、いかがお過ごしでしょうか?