獲得していたスキーマ

おはようございます。吉野実岐子です。

話題の『英語独習法』(今井むつみ著、岩波新書、2020年)を読み、私が英語に感じてきた不自然さが言語化されていて、大変スッキリしました。以下、70ページからの引用です。

「すると、英語を母語とする子どもも、日本語を母語とする子どもも、どちらも2歳までは動きの方向に注目し、動詞が特定方向の動き(例えば上がる、降りるなど)を指すと思っていることがわかった。しかし、3歳ごろには、英語が母語の子どもは、方向ではなく、動くさま(様態)が動詞の意味に組み込まれるというスキーマを獲得することがわかった。(中略)

このことは、方向性を動詞の中で表す日本語の移動動作の語彙化のしかたのほうが、英語の語彙化のしかたより、人類にとって自然な(デフォルトの)世界の見方に即したもので、英語はそこから逸脱した語彙化している、ということを示唆している。」

自分にとって、どのスキーマを新しくインストールすべきかがクリアになり、良書でした。わたしは、英語のネィティブ・スピーカー から、しばしばわたしが使う英語を褒められてきたのですが、それはわたしが獲得していたスキーマによることもわかりました。

地域にもよりますが、梅雨時ですし、ぜひどんどんスッキリしましょう!

「仮説をもち、予測をして、それが裏切られたとき、人は最もよく学ぶ」(p77)そうです。