例えば、辞書は冷蔵庫。

おはようございます。吉野実岐子です。

例えば、食べることが好きなら、冷蔵庫を開けた時に「わぁ!おいしそうな食べ物がいっぱい」となりますよね。言葉が好きな人は、辞書を開いたときにその感覚を持っています。

言葉も食べ物と同じように、だんだん古くなっていきます。そして、梅干しや味噌のように、ずいぶん長いこと(食べられると言う意味で)変わらないものもあります。さらに、漬物が古漬けになって、味が変わるように、時を経て、意味が少し変わっていく言葉もあります。

そして、そのまま食べておいしいものもありますが、調理して工夫することでめちゃくちゃ美味しくなるものもありますよね? 同じように、単語を覚えるだけですぐ使えることもあれば、何度も文章に出てくるのを見たり、文章として書き出したりすることで、その単語が自分の身になります。

車が好きな人なら、上の冷蔵庫の例は、カー用品店に差し替えたら「この感覚か」とわかりやすくなるかもしれません。裁縫が好きな人なら、冷蔵庫部分はユザワヤさんあたりに、差し替えましょうか?

そんな感じで、自分の好きな物に即して「この感覚」を味わってみてください。「この感覚だと思いこもう」と自分に強いるのでは無く、ただ味わいます。そうすると、今やらなくてはいけないことと、もうちょっと仲良くなれるかもしれません。