山うどの葉を飾る

おはようございます。吉野実岐子です。

今年は、山菜類がいつもより流通していなかった印象を持っています。輸送に問題があったと言うより、山菜自体が取れなくなってきているのかなと思いました。価格も例年より高めでした。

そんなこともあって、今月に入って再び山うどを見つけたときは、踊りだしたい位の気持ちになりました。そして、ずいぶん葉っぱか育っていたので、その柔らかい佇まいにうっとりして、今は家で生けています。つまり、山うどの葉が、わが家では飾られています。

商業的に生産されたのではない、つまり、山に入って取らせていただいたようなものは、その山を背負ってるのごとく尊厳をたたえた美しさがあります。この部分は、決して商業的に生産できません。つまり、一番大事なものが失われつつあるのです。