親密さに同意 ≠ 性的に同意

こちらの動画がわかりやすいと思いますが、日本だと「ステディな関係かどうか」は確認するケースは多いでしょう。そして、ステディになってしまうと「だから、性的同意は取らない」と言う態度も、多くみられるでしょう。付き合ってからの不満が、可視化されづらいことにつながってきたでしょう。

一方、ヨーロッパでは私の知る限り「手を繋いでいい?」など、細かな性的同意は取ります。階段を上がるように、必ず性的同意の確認が繰り返されます。一方で「だからステディだよね」とはなりません。だから「あれ?ステディな関係なのかな?」と言う疑問が、比較的残りやすいでしょう。

日本だと年代にもよりますが、恋人にするような感じでビジネス相手がハグしてくるような、びっくりなことがまだまだあります。ハグは親密な相手にもするけれど、その仕方によって性的なニュアンスも入ってきますし、他のことも同様です。

まずは、それらが「いちいち毎回同意を取るべきこと」という認識を持ち「親密さには同意しても、性的には同意していない」ときちんと伝え合えるような関係づくりを目指すと、親密さへの恐れ自体が減りやすい方も多いと思います。