素敵なお誘い

地球史及び人類史にのこる汚点。おはようございます。吉野実岐子です。

昨日の午後、洗い物をしていたら「もういいか~い」の声が、何度もしました。それがどんどん、オクターブが高くなっていくんです。思わず吹き出してしまいました。いい音環境に誘われて、そのまま窓をあけっぱなしにして網戸の掃除をしたから、より子供たちのやり取りが、丸ごと室内へ入ってきます。

おそらく弟と思われる男の子が、上手に隠れていて、姉と思われる女の子は全く見つけられません。男の子の方は「あ、今背中が見える~」「今通り過ぎてたよ」「もっと後ろの方」と、どんどんヒントを出していくのです。そうして、あまりに十分すぎるヒントが揃ったところで、やっと見つけてもらっていました。

見つけてもらった後、困惑気味でちょっと疲れた女の子が「何でこんなところ見つけられたの?」と聞くんです。そうしたら、男の子は女の子に向かって説明するんです。「あのね、赤い虫を見つけたんだよ。それで見てたら、あ、ちょうどここに段差があるから、ここに隠れたら見つからないなと思ったの」何だか二人のやりとりの優しさに、ちょっと涙ぐんでしまいました。

この男の子は、先日道ですれ違ったときに、何か明るいものでも見たような顔をして、はじける笑顔で「こんにちは~!」と、私に挨拶してくれたのですが、それがそこそこ遠くからだったんです。すれ違いざまとは違う、遠くからポーンとボールを投げてくれるような屈託のなさが、とても心に触れたんです。

そんな風に素敵な音環境に誘われたから、網戸掃除も気持ちよく終わって、とてもいい夕方を迎えることができました。ありがとう。君たちの未来がもっと明るいものになるよう、大人として、できることをもっと見つけて、ちゃんとやっていくよ。優しさの中を生きたいです。